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不屈の魂アフリカとサッカー

TOYOKAN BOOKS

出版社名 東洋館出版社
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-491-04847-5
4-491-04847-9
税込価格 2,310円
頁数・縦 316P 19cm

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要旨

サッカー強豪国といえば、ブラジルやアルゼンチンなどの南米、イタリア、ドイツといった欧州チームの名が挙げられることが多い。だが、カメルーン、ガーナ、コートジボワールなどのアフリカ勢も忘れてはならない。苦難の歴史を背負うアフリカでは、サッカーが単なるスポーツ以上の存在だという。
本書では、アフリカ諸国の政治や社会、文化とサッカーの深き関わりを、14カ国のエピソードにより描き出す。内戦や宗教テロ、独裁政治、ファンの暴動など争いや暴力に取り囲まれたアフリカサッカーだが、その民衆の心を一つにするパワーは、はかり知れない影響力を持っているようだ。アフリカの強豪国の一つで、CAN(アフリカネーションズカップ)2023覇者でもあるコートジボワールにも本書では触れられており、かつて代表選手として活躍した伝説のストライカー、ディディエ・ドログバは、現実に起きている内戦を停める役割を果たしたという。
著者は、スペインのバルセロナ出身の元サッカー選手。2003年トップチームデビュー、同年、父親の母国である赤道ギニアの代表にも選ばれる。2014年に引退、現在は、DAZN、RadioMarcaの試合解説者などを務める。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2024年4月17日]

商品内容

要旨

赤道ギニア出身のサッカージャーナリストが描くアフリカサッカー、14の物語!政治、戦争、植民地、宗教、民族、差別…さまざまな問題と常に隣り合わせのなか、それでも彼らがサッカーを愛する意味とは―。

目次

南アフリカ マンデラ、木を揺らす者
エジプト アラブの春がこだまする
ザンビア アフリカのサッカーには記憶力がある
マリ セイドゥ・ケイタ、平和のために
ナイジェリア “スーパーイーグルス”は天高く舞う
トーゴ 血と石油
カメルーン ライオンの本能
アルジェリア サッカーか宗教か?
南スーダン 末っ子国家
コートジボワール ゴールはもっと多く、武器はもっと少なく
コンゴ民主共和国 政権のプロパガンダとしてのサッカー
赤道ギニア サッカーとエボラとヘリコプター
南アフリカ 倒れた英雄、センゾ・メイワ
セネガル 閉じない輪

著者紹介

エジョゴ=ウォノ,アルベルト (エジョゴウォノ,アルベルト)   Edjogo‐Owono,Alberto
1984年、スペイン・バルセロナ生まれ。地元CEサバデルのカンテラで育ち、2003年にトップチームデビュー。同年、父親の母国である赤道ギニアの代表にも選ばれる。2014年に引退し、その後はテレビ番組や雑誌のコメンテーター、アナリストとして活躍。現在は、DAZN、Radio Marcaの試合解説者などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)