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昭和登山への道案内 ベストセラー「日本登山大系」を旅する

出版社名 白水社
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-560-09281-1
4-560-09281-8
税込価格 2,420円
頁数・縦 201P 19cm

商品内容

要旨

『日本登山大系』は長く「山ヤのバイブル」として知られてきた。一九八〇年代前半に初版一〇巻、九七年に新装版一〇巻、二〇一五年に普及版一〇巻が、それぞれ刊行され、累計は一一万部を超える。もともと中級以上の登山者のための実用書であるが、歳月の経過のなかでその実用性は失われつつある。では、実用性のない『登山大系』に価値がないのかというと、そんなことはない。歴史性を帯びることで新たな意味が付与されつつある。本書はその案内として刊行される。いまはなき、あの場所…かつての仲間たちに捧げる。

目次

巻頭エセー
第1章 日本の山々(北海道・東北の山
南会津・越後の山
谷川岳 ほか)
第2章 同志的連帯の記憶(芦別岳回想
南会津へ
回想・私の谷川岳 ほか)
第3章 登山大系を読む(知床半島の山
日高山脈
一ノ倉沢 ほか)
巻末エセー

出版社・メーカーコメント

近代登山の輝きと同志的連帯の記憶……昭和後期の山を覆う観光化、ゲレンデ化に抗して編まれた「日本登山大系」入門。