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南イタリアの食とテリトーリオ 農業が社会を変える

法政大学イノベーション・マネジメント研究センター叢書 26

出版社名 白桃書房
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-561-66249-5
4-561-66249-9
税込価格 3,700円
頁数・縦 283P 22cm

商品内容

要旨

グローバル化に対抗し、南イタリアの地で奮励努力する“農”の生産者たちの思いと活動を、フィールド調査を通してヴィヴィッドに描く。日本の農村再生に邁進する人々に贈る新文明論。

目次

フィールド調査から読むイタリアの“食”とテリトーリオ
第1部 カンパニア州のフィールド調査:アマルフィ海岸とカゼルタ周辺の平野部(アマルフィ海岸でのフィールド調査
カゼルタ周辺の平野部でのフィールド調査)
第2部 個別論考(カンパニア調査から導かれるパラダイム転換のシナリオ
テリトーリオに根ざした農業が創る豊かな社会
多機能性、地域資源、サービスによる新たな農業振興:アマルフィ海岸の事例
マッセリアの再生に見るプーリアの田園
イタリア産オリーヴオイルのブランド化プロセス:アンジェラ・クレシェンツィ氏への聞き取りから
テリトーリオへの帰還:イタリアにおけるコモン(ズ)としての都市農園)
日本における新しい農村振興への試論

著者紹介

木村 純子 (キムラ ジュンコ)  
法政大学経営学部教授。神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。博士(商学)。フランス農業専門職大学院(´Ecole Sup´erieure d’Agriculture)客員講師、2012年から2014年までヴェネツィア大学客員教授。専門はテリトーリオ、地理的表示(GI)保護制度、地域活性化、SDGs。農林水産省の地理的表示登録における学識経験者、財務省の国税審議会委員他
陣内 秀信 (ジンナイ ヒデノブ)  
法政大学江戸東京研究センター特任教授。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。博士(工学)。イタリア政府給費留学生としてヴェネツィア建築大学に留学、ユネスコのローマ・センターで研修。専門はイタリア建築史・都市史。パレルモ大学、トレント大学等の契約教授を務めた。国交省都市景観大賞審査委員長他。受賞歴:地中海学会賞、イタリア共和国功労勲章、ローマ大学名誉学士号、アマルフィ名誉市民他。著書:『東京の空間人類学』(1985、筑摩書房、サントリー学芸賞)他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)