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セクシュアリティの性売買 世界に広がる女性搾取

出版社名 人文書院
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-409-24161-5
4-409-24161-3
税込価格 5,500円
頁数・縦 416P 19cm

商品内容

要旨

性売買の実態と、廃絶への具体的構想。搾取と暴力にまみれた性売買の実態を国際規模の調査で明らかにし、その背後にあるメカニズムを父権的権力の問題として理論的に抉り出した、ラディカル・フェミニズムの名著。女性の自己選択と売買相互の同意を強調するセックスワーク論を批判し、独自の性売買廃絶主義により全女性の解放を力強く構想する。

目次

第1章 セクシュアリティの性売買
第2章 性的権力
第3章 ジョセフィン・バトラー―抗議運動の第一波
第4章 セックスの産業化
第5章 女性人身取引
第6章 女衒―最古の職業
第7章 国家―父権的法律と性売買
第8章 パトリシア・ハースト―女性の性奴隷制の原型
第9章 人権とグローバルなフェミニズム行動
補遺 性搾取禁止条約案 一九九四年一月草案

著者紹介

バリー,キャスリン (バリー,キャスリン)   Barry,Kathleen
1941年生まれ。アメリカ合衆国の社会学者。ペンシルベニア大学名誉教授。NGO「女性人身取引反対連合(CATW)」を設立
井上 太一 (イノウエ タイチ)  
1984年生まれ。翻訳家・執筆家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)