• 本

日常という謎を生きる ウルフ、小津、三島における生と死の感触

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-13-080300-7
4-13-080300-X
税込価格 4,730円
頁数・縦 255,5P 20cm

商品内容

要旨

人間不在の空間へのこだわり、日常的事物がみせる異貌、戦争・災厄と裏腹の日常の不条理。20世紀小説・映画・戯曲を独自の視角からみる、日常の「存在論」の試み。

目次

第1部 日常的事物と映画的知覚(ヴァージニア・ウルフと日常的事物の存在論的知覚
小津安二郎における映画的知覚と日常性)
第2部 三島由紀夫と日常性の問題(概論 三島由紀夫における日常的事物
「スタア」と現実の転位
『鏡子の家』論―戦後の虚無と日常性
『美しい星』論―核戦争の脅威と日常性)
第3部 破局・トラウマ・日常性(サミュエル・ベケットの演劇における日常生活と破局
イアン・マキューアン『土曜日』における日常性とテロの記憶)

著者紹介

田尻 芳樹 (タジリ ヨシキ)  
東京大学教授、イギリス文学、ロンドン大学Ph.D.1964年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)