熊野観心十界図という誘惑 東アジアの死霊救済儀礼をめぐる精神史
出版社名 | 岩波書店 |
---|---|
出版年月 | 2024年6月 |
ISBNコード |
978-4-00-022651-6
(4-00-022651-7) |
税込価格 | 3,960円 |
頁数・縦 | 367P 20cm |
商品内容
要旨 |
熊野比丘尼による地獄極楽の絵解きで知られる熊野観心十界図。極彩色の迷宮のような画面の奥に目を凝らすと、東アジアの死霊救済儀礼の豊饒な世界へと通じる道筋が見えてくる。その原型となった朝鮮の“甘露図”へ、さらにその背後にある中国の“水陸画”へ、絵画の来た道を遡りながら読み解く、生と死を巡る思索の旅。 |
---|---|
目次 |
第1章 聖痕としての熊野(複製という罠 |
出版社・メーカーコメント
熊野比丘尼による地獄極楽の絵解きで知られる熊野観心十界図。極彩色の迷宮のような画面の奥に目を凝らすと、東アジアの死霊救済儀礼の豊穣な世界へと通じる道筋が見えてくる。その原型となった朝鮮の〈甘露図〉へ、さらにその背後にある中国の〈水陸画〉へ、絵画の来た道を遡りながら読み解く、生と死を巡る東アジア精神史。