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小選挙区制は日本をどう変えたか 証言 改革の夢と挫折

出版社名 岩波書店
出版年月 2024年6月
ISBNコード 978-4-00-061643-0
4-00-061643-9
税込価格 2,200円
頁数・縦 186P 19cm

商品内容

要旨

小選挙区比例代表並立制の導入から三〇年。二〇〇九年には民主党による政権交代が実現したが、掲げられた理想とは裏腹に、政策を軸とした二大政党制は生まれず、自民党一強のもと派閥の裏金、世襲議員の跋扈、投票率の低下など、この国は政治の歪みに喘いでいる。なぜ、選挙制度改革は失敗したのか。河野洋平、細川護煕、石破茂、野田聖子、岡田克也をはじめとする政治家、田原総一朗、佐々木毅などジャーナリスト、政治学者などの証言から問う「こんな政治に誰がした」。

目次

第1章 金権政治打破から改革は始まった(想定外だった解散権の乱発
少数意見の排除、失われた多様性
政権交代こそが改革の原点
長期の自公連立政権という矛盾)
第2章 小選挙区制と自民党(女性の政治進出を担保するクオータ制が必要
選挙制度改革は権力闘争の手段にすぎなかった
政党は物言えぬ空気に覆われてしまった
国民の支持層分布と制度の深い溝)
第3章 政権交代の夢と現実(「熱病」から覚めて見えてきた蹉跌
世襲の跋扈、政治の劣化を招いた
小選挙区は間違っていない
執行部に権力が集中し、腐敗の温床に)
第4章 選挙制度と国民(制度改革の失敗を認め、今こそ変えるとき
英国の理想化という陥穽
「その先」の考察不足だった選挙制度改革
制度を変えれば意識が変わる 衆議院に中選挙区比例代表制を)

出版社・メーカーコメント

小選挙区比例代表並立制の導入から三〇年。理想とは裏腹に、政策を軸とした二大政党制は生まれず、派閥パーティー裏金問題、議員の質の劣化、議会機能の低下など政治の歪みに喘いでいる。なぜ改革は失敗したのか。河野洋平、細川護熙、石破茂ら政治家、田原総一朗などジャーナリストの肉声から問う「こんな政治に誰がした」

著者紹介

久江 雅彦 (ヒサエ マサヒコ)  
1963年生まれ。共同通信社特別編集委員。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。毎日新聞社を経て共同通信社に入社。政治部で首相官邸、自民党、新進党、防衛省、外務省を担当し、2000年から03年までワシントン特派員。政治部担当部長、整理部長を経て現職。杏林大学客員教授、「防衛省・自衛隊の人的基盤の強化に関する有識者検討会」の委員も務める
内田 恭司 (ウチダ キョウジ)  
1967年生まれ。共同通信社編集委員兼論説委員。慶應義塾大学法学部卒業。共同通信社に入社後、政治部で首相官邸、自民党、民主党、外務省などを担当。政治部次長、担当部長、整理部長などを経て、2022年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)