幻月と探偵
角川文庫 い121−1
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2024年6月 |
ISBNコード |
978-4-04-114504-3
(4-04-114504-X) |
税込価格 | 1,100円 |
頁数・縦 | 359P 15cm |
商品内容
要旨 |
1938年、大戦前夜の満洲。私立探偵・月寒三四郎の事務所に依頼が舞い込む。革新官僚・岸信介の秘書が、元陸軍中将の晩餐会で不審死を遂げたのだ。内密に調査に乗り出した月寒は毒殺を疑うが、被害者と客たちは初対面で動機も殺害方法も不明。暗中模索の中、第2の事件が起きる。謎めいた脅迫状、殺意を示す猛毒、停電中の屋敷での不審死…。月寒は次第に、陰謀渦巻く異国の闇へと足を踏み入れていく。緊迫の歴史ミステリ! |
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出版社・メーカーコメント
1938年、革新官僚・岸信介の秘書が急死した。秘書は元陸軍中将・小柳津義稙の孫娘の婚約者で、小柳津邸での晩餐会で毒を盛られた疑いがあった。岸に真相究明を依頼された私立探偵・月寒三四郎は調査に乗り出すが、初対面だった秘書と参加者たちの間に因縁は見つからない。さらに、義稙宛に古い銃弾と『三つの太陽を覚へてゐるか』と書かれた脅迫状が届いていたことが分かり……。次第に月寒は、満洲の闇に足を踏み入れる。昭和史と本格推理が融合した、重厚な歴史ミステリ。