• 本

赤軍記者グロースマン 独ソ戦取材ノート1941−45

現代史アーカイヴス

出版社名 白水社
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-560-09118-0
4-560-09118-8
税込価格 3,960円
頁数・縦 524,15P 19cm

商品内容

要旨

スターリングラート攻防戦から、クールスク会戦、トレブリーンカ絶滅収容所、ベルリン攻略戦まで、独ソ戦の最前線を目撃し、人間と生活を愛した作家ヴァシーリイ・グロースマンによる“戦争の非情な真実”の記録。

目次

第1部 ドイツ軍侵攻の衝撃―一九四一年(砲火の洗礼(八月)
悲惨な退却(八〜九月)
ブリャーンスク方面軍で(九月)
第五〇軍とともに(九月)
ふたたびウクライナへ(九月)
オリョール失陥(十月)
モスクワ前面へ撤退(十月))
第2部 スタリングラートの年―一九四二年(南西方面軍で(一月)
南方での航空戦(一月)
黒師団とともにドネーツ河岸で(一〜二月)
ハーシン戦車旅団とともに(二月)
「戦争の非情な真実」(三〜七月)
スタリングラートへの道(八月)
九月の戦闘
スタリングラート・アカデミー(秋)
十月の戦闘
形勢逆転(十一月))
第3部 失地回復―一九四三年(攻防戦の後(一月)
祖国の領土を奪回(早春)
ルークス会戦(七月))
第4部 ドニェープルからヴィースワへ―一九四四年(修羅の巷ベルジーチェフ(一月)
ウクライナ横断オデッサへ(三〜四月)
バグラチオーン作戦(六〜七月)
トレブリーンカ(七月))
第5部 ナチの廃墟のさなかで―一九四五年(ワルシャワとウッチ(一月)
ファシスト野獣の巣窟へ(一月)
ベルリン攻略戦(四〜五月))

出版社・メーカーコメント

スタリングラート攻防戦から、クールスク会戦、トレブリーンカ絶滅収容所、ベルリン攻略戦まで、最前線を目撃した作家の〈戦争の非情な真実〉の記録。

著者紹介

ビーヴァー,アントニー (ビーヴァー,アントニー)   Beevor,Antony
1946年、ロンドンに生まれる。ウィンチェスター校で学び、サンドハースト陸軍士官学校を卒業、陸軍将校として5年間軍務に就く。除隊後は執筆活動に入り、現在、ロンドン大学バークベック・コレッジ招聘教授。著書に『スターリングラード 運命の攻囲戦1942‐1943』(1998、サミュエル・ジョンソン賞、邦訳朝日新聞社)など
ヴィノグラードヴァ,リューバ (ヴィノグラードヴァ,リューバ)   Vinogradova,Luba
1973年、モスクワに生まれる。モスクワ農業大学で学び、2009年に微生物学の博士号を取得。アントニー・ビーヴァーのほか、サイモン・セバーグ・モンテフィオーリ、マックス・ヘイスティングスとの仕事でも知られる
川上 洸 (カワカミ タケシ)  
1926年京城(ソウル)生まれ。旧制東京大学文学部言語学科卒。スラヴ語専攻。旧ソ連大使館広報部、APN通信社東京支局に勤務ののちロシア語、ポーランド語、英語からの翻訳に従事。2022年歿。訳書にアンジェイェフスキ『灰とダイヤモンド』(岩波文庫)、アプルボーム『グラーグ』(白水社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)