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モルトケからシュリーフェンへ 近現代ドイツ軍事思想論集

出版社名 彩流社
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-7791-2982-7
4-7791-2982-6
税込価格 4,400円
頁数・縦 295P 22cm

商品内容

要旨

戦史や軍事史の叙述や解釈の前提となる軍事思想研究における本質的なアプローチとは何か?近現代ドイツの主要な戦略家や軍事史家の業績を通じて、戦争や戦場における経験を思想的に総括することの意義を考究し、実証史学では捉えきれない軍事的な真理の解明を図る論攷。

目次

第1部 モルトケとシュリーフェン(モルトケからシュリーフェンへ
モルトケとシュリーフェン
モルトケの遺産―ドイツ陸軍における作戦思想の変遷)
第2部 デルブリュックとその時代(ドイツ帝国海軍における運用思想の矛盾と対立
デルブリュックとドイツの世界政策
艦隊政策とデルブリュック)
第3部 第一次世界大戦とドイツ帝国(軍事思想から国防思想へ―総力戦のインパクト
総力戦とドイツ帝国―ミリタリズムに関する社会経済史的考察
軍事化の経済構造―体制類型としてのミリタリズムの成立に関する考察)
第4部 ドイツ軍事思想の諸相(クラウゼヴィッツの思想史的研究序説
戦略なき時代のクラウゼヴィッツ―戦間期のドイツを中心に
ドイツ空軍の成立)

著者紹介

小堤 盾 (コズツミ ジュン)  
1963年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。金沢工業大学国際問題研究所研究員等を経て、現在、軍事史研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)