• 本

職場で傷つく リーダーのための「傷つき」から始める組織開発

出版社名 大和書房
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-479-79811-8
4-479-79811-0
税込価格 1,870円
頁数・縦 301P 19cm

商品内容

要旨

『「能力」の生きづらさをほぐす』で鮮烈なインパクトを残した気鋭のコンサルタントが「職場の傷つき」に着目し、これからの組織開発のあるべき道筋を探る。

目次

第1章 「職場で傷つく」とはどういうことか?(評価で「傷つく」
職場の日常で「傷つく」
就活で「傷つく」)
第2章 「職場で傷つく」と言えない・言わせないメカニズム(「個人の問題」にする―なぜ「職場で傷つきなんて」と言われるのか
「問題の能力主義化」という追い討ち―雲をつかむようなわりに残酷な分断
「コミュニケーション能力」というとどめ
何が問題か?)
第3章 「能力主義」の壁を越える(あなたも私も、揺れ動いている―「能力」とは刻々と変化する「状態」である
「機能」を持ち寄る
答えは「組み合わせ」に?―他者比較による序列化の無効化)
第4章 いざ実践―「ことばじり」から社会の変革に挑む(「成果とは何か?」を議論するときが来た
何を、どう、取り組むのか?
「成功」と「能力」をつなげて語らないという新作法)

出版社・メーカーコメント

『他者と働く』『企業変革のジレンマ』宇田川元一氏 推薦「職場で傷ついた人は、企業変革の入り口に立っている。」『「能力」の生きづらさをほぐす』で鮮烈なインパクトを残した気鋭のコンサルタントが、なきものとされてきた「職場の傷つき」に着目し、これからの組織開発のあるべき道筋を探る意欲作。1ON1、対話、パーパス、人的資本経営、ウェルビーイングなど、目新しい言葉に飛びつく前に、まずその「傷つき」に「気づく」ことから、始まる。「能力主義」の限界に気づき始めたすべての人へ。【もくじ】第1章 「職場で傷つく」とはどういうことか?第2章 「職場で傷つく」と言えない・言わせないメカニズム第3章 「能力主義」の壁を越える第4章 いざ実践ーー「ことばじり」から社会の変革に挑む■あの社員は、なぜ辞めたのか?■ハラスメント未満の「傷つき」をなかったことにされる職場とは。■仕事で傷ついたなんて言ったら負け?■うまくいっている人の行動分析をしてマネして、本当に「できる人材」になれるのか■かけ声ばかりで、実は排他的な職場とは。■出世した、でもいつまでこのぎりぎりのラインで働き続ける必要があるのか■優秀な人がいれば、組織の問題は解決するのか■評価はどこまで「正しい」のか■「自分で考えろ」の意味■真面目な社員の「闇落ち」ーービックモーター社の事例から■「天才職人」の降格■形だけの「ストレスチェック」■「通過儀礼」としての就活■個人的なこと=気の毒だけど自分で何とかすべきこと■「主体性」のある人材、欲しい? いらない?■「人的資本経営」への違和感■お調子者の静かな「傷つき」■優秀ならば、傷つかない?「職場で傷つく」を諦めない、当たり前にしないために、個人ができること・会社が具体的にできることとは何か。具体例を示しながら解くきほぐす。

著者紹介

勅使川原 真衣 (テシガワラ マイ)  
1982年横浜生まれ。東京大学大学院教育学研究科修了。ボストンコンサルティンググループやヘイグループなどのコンサルティングファーム勤務を経て、独立。教育社会学と組織開発の視点から、能力主義や自己責任社会を再考している。2020年より乳がん闘病中。著書『「能力」の生きづらさをほぐす』(どく社)は紀伊國屋書店じんぶん大賞2024で第8位に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)