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勇猛と正直 佐藤幸徳中将手記

出版社名 彩流社
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-7791-2995-7
4-7791-2995-8
税込価格 3,850円
頁数・縦 267P 20cm

商品内容

要旨

最も拙劣で無責任な作戦として知られる「インパール作戦」。佐藤幸徳中将が後世に書き残した「歴史」の真実、そして「抗命事件」の真相とは!?インパール作戦に参加した第31師団・烈師団を指揮した佐藤幸徳中将が残した手記(特に牟田口廉也に対しては厳しく、手記では「複雑怪奇、奇想天外の陰謀」と書き、あらゆる媒体を通じて激しい言葉で牟田口を批判)と、戦後に発表した2篇の論文を収録。そして、佐藤中将の大甥にあたる歴史家・佐藤彰一(名古屋大学名誉教授)氏が大伯父の人となりについて記した論攷を収載。

目次

第1部 佐藤幸徳中将手記(皇道派と統制派
昭南(シンガポール)到着迄
昭南到着後の行動
「インパール」作戦開始直前の情況
愈「ウ号」作戦の実施 ほか)
第2部 勇猛と正直(生家
自己認識
庄内の社会的・精神的風土
華北への派遣
張鼓峰事件 ほか)

著者紹介

佐藤 幸徳 (サトウ コウトク)  
1893年3月5日山形県生まれ。1959年2月26日没(65歳)。大日本帝国陸軍中将。庄内中学校から仙台陸軍幼年学校を経て陸軍士官学校卒業。1921年に陸軍大学校卒業。陸軍参謀本部勤務や部隊勤務などを経る。1922年6月出征、8月歩兵大尉・歩兵第32連隊中隊長。1934年8月第6師団参謀。1937年8月歩兵大佐。10月第19師団歩兵第75連隊長「張鼓峰事件」。1938年12月第8国境守備隊第2地区隊長。1939年8月少将・第23歩兵団長。1945年5月東北軍管区司令部附。10月招集解除
佐藤 彰一 (サトウ ショウイチ)  
1945年7月28日山形県生まれ。歴史学者。名古屋大学名誉教授、日本学士院会員、フランス学士院碑文・美文アカデミー外国人会員。名古屋大学大学院教授、フランス社会科学高等研究院客員教授、コレージュ・ド・フランス招聘教授、パリ第1大学招聘教授、西洋中世学会会長等を歴任。日本学士院賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)