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偏愛的漢詩雑記帖

出版社名 大修館書店
出版年月 2024年9月
ISBNコード 978-4-469-23290-5
4-469-23290-4
税込価格 2,420円
頁数・縦 293P 19cm

商品内容

要旨

愚痴をこぼし、不遇を託ち、酔っ払い、猫を愛でる…。人間味あふれる漢詩への愛を縦横につづる。

目次

先秦(ミサゴとオスプレイ「関雎」)
後漢(見つめ合う二人「古詩十九首」其の十)
魏(曹操 老いたる名馬「歩出夏門行」
曹丕 友愛と疫病「朝歌令呉質に与うる書」)
東晋(陶淵明 繽紛と散る桃の花「桃花源記」)
南朝・宋(陸凱 春をプレゼント「范曄に贈る」)
盛唐(王維 静寂と人の声「鹿柴」
李白 髪は真っ白「秋浦歌十七首」其の十五 ほか)
中唐(孟郊 身と心のせめぎあい「夜に感じて自ら遣る」
韓愈 土地と季節「夕べに寿陽駅に次り呉郎中の詩の後に題す」 ほか)
晩唐(李商隠 今をかぎりと鳴きしきる「〓」
恋の夢「元城の呉令に代わりて暗かに為に答う」 ほか)
宋(陸游 猫はいつでも猫「猫に贈る」
物売りの声「臨安にて春雨初めて霽る」 ほか)
明(高啓 形なき物に形を、声なき物に声を「青邱子の歌」)
清(黄仲則 月のように明るい星「癸巳の除夕 偶成」
〓自沈 詩も時代とともに「春より秋に徂ぶに、偶たま触るる所有り、拉雑として之を書き、漫として詮次せず 十五首」)
日本・室町(一休 一休の真意「大燈忌宿忌以前、美人に対す」)

著者紹介

川合 康三 (カワイ コウゾウ)  
1948年、浜松市生まれ。京都大学文学部(中国文学専攻)卒、同大学院博士課程中退。博士(文学)。東北大学助教授、京都大学助教授を経て、同教授、同大学院教授。退職後に台湾大学招聘教授、ブランダイス大学招聘教授、國學院大學特別専任教授。現在、京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)