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御広敷役修理之亮 〔3〕

将軍の片腕

コスミック・時代文庫 は12−34

出版社名 コスミック出版
出版年月 2024年9月
ISBNコード 978-4-7747-6593-8
4-7747-6593-7
税込価格 770円
頁数・縦 255P 16cm
シリーズ名 御広敷役修理之亮

商品内容

要旨

「常に余の側にいて支えてくれ」―十四代将軍・家茂の命は、まさに耳を疑うものだった。桜田門外にて“盟友”であった大老・井伊直弼を救えず、厳しい沙汰が下ると覚悟していた御広敷役の阿部修理之亮は、あろうことか御側御用取次の大役も兼任することになったのである。思いがけない出世を遂げた修理之亮であったが、時は幕末の混乱期。異人への斬り付けや焼き討ちが江戸各所で起こり、攘夷と騒ぐ連中の抑え込みに奮闘する中、公武合一を合言葉に、帝の妹御・和宮を将軍家へ降嫁させる話が持ち上がる。そして、家茂の信頼を得る修理之亮は、和宮の下向に際し、護衛役を任されることになるのだが…。日に日に失墜してゆく徳川家を守ろうと、一人の直参旗本が命を賭して剣を振るう!

著者紹介

早瀬 詠一郎 (ハヤセ エイイチロウ)  
東京生まれ。学習院大卒。放送作家・脚本家として芸術祭、教育映画祭などの優秀賞を受賞。2000年、『萩大老』(新潮社)で作家デビュー。一方で邦楽の家に生まれ、「岡本紋弥」の名で古典浄瑠璃“新内”の継承者として全国を口演する伝統芸能者で、番組の語り手ナレーターでも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)