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夢は人類をどう変えてきたのか 夢の歴史と科学

出版社名 作品社
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-86793-054-0
4-86793-054-7
税込価格 4,950円
頁数・縦 507,67P 19cm

商品内容

要旨

不眠症が猛威をふるい、忙しない日常生活の中で昨夜の夢の話を他人と共有することが減ってしまった現代社会。それでも、われわれは夢を見る。―夢とは何か。人はなぜ夢を見るのか。わたしたちの心と体は夢をどのように利用しているのか。こうした問いが本書の出発点となる。古代の洞窟壁画から現代の最先端の科学研究に至るまで、分子生物学、神経生理学、医学、心理学、人類学、文学など壮大なスケールに及び、人間にとっての夢の役割、その科学的なメカニズム、文化的な意義、研究の歴史と現状、将来的な活用の可能性など、睡眠中の心についての圧倒的な情報量を詰め込んだ夢の世界、そのすべて。

目次

第1章 人はなぜ夢を見るのか
第2章 祖先たちの夢
第3章 生ける神々から精神分析へ
第4章 独特な夢と典型的な夢
第5章 最初のイメージ
第6章 夢見ることの進化
第7章 夢の生化学
第8章 狂気は一人で見る夢
第9章 眠ることと記憶すること
第10章 記憶の反響
第11章 遺伝子とミーム
第12章 創造のための眠り
第13章 レム睡眠は夢を見ているのではない
第14章 欲望、情動、悪夢
第15章 確率的な神託
第16章 死者を悼むことと文化の内的世界
第17章 夢を見ることに未来はあるか
第18章 夢見ることと運命

著者紹介

リベイロ,シダルタ (リベイロ,シダルタ)   Ribeiro,Sidarta
ブラジルのリオグランデ・ド・ノルテ連邦大学脳研究所の創設者で初代所長、神経科学科教授。ロックフェラー大学で動物行動学の博士号を取得。研究テーマは、記憶、睡眠と夢、ニューロンの可塑性、人間以外の動物の記号能力、計算精神医学、幻覚剤、薬物政策など多岐にわたる。2016年、ラテンアメリカ科学アカデミー(ACAL)会員にノミネート
須貝 秀平 (スガイ シュウヘイ)  
1990年滋賀県生まれ。東京大学医学部卒業後、東京都立松沢病院、東京大学大学院医学系研究科機能生物学専攻システムズ薬理学教室を経て、現在は株式会社ヒューマノーム研究所に所属
北村 京子 (キタムラ キョウコ)  
ロンドン留学後、会社員を経て翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)