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怪物たちの食卓 物語を食べる

出版社名 青土社
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-7917-7683-2
4-7917-7683-6
税込価格 2,640円
頁数・縦 342P 19cm

商品内容

要旨

人は何を食べるのか、誰と食べるのか、そして何に食べられるのか。そんな、喰う/喰われるという関係性が交錯する暗がりから、にわかに怪物はやって来る。それは内なる他者なのか、それとも外なる世界へと逐われた自己なのか。異端の民俗学者が、食について思考を揺らす、おぞましくも血にまみれた魅惑的な旅への誘い。

目次

第1章(食べない女の神話学よ、さらば
食べる女たちの自画像
男たちは珍味の国をめざす
皮を剥くとき、狩りがはじまる
野蛮と憂愁に暮れなずんで)
第2章(母と子どもがひとつになる
妖婦は食べるために殺す
新しい火を盗んだ男の物語
アマゾネス的な哀しみ、そして希望)
第3章(怪物をめぐる血まみれの形而上学
異端の鳥たちが空を舞う
妖精と出会うこと、病むこと
怪物は神話とともに黄泉還る
怪物はささやき、物語の使徒になった)
第4章(種の混淆をもたらすものたち
内なる他者/外なる自己
獣人は性の極北への旅人となる
かーいぶつ、だーれだ、という声)
終章 診察椅子のモンスター

著者紹介

赤坂 憲雄 (アカサカ ノリオ)  
1953年、東京生まれ。民俗学者。『岡本太郎の見た日本』でドゥマゴ文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞(評論等部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)