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安芸・備後の戦国史 境目地域の争乱と毛利氏の台頭

歴墾ビブリオ 戦国時代の地域史 3

出版社名 法律文化社
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-589-04360-3
4-589-04360-2
税込価格 3,520円
頁数・縦 250,12P 21cm

商品内容

要旨

戦国期の安芸国と備後国は、山名氏、細川氏、大内氏、尼子氏など国外勢力が鎬を削る境目であった。これに対し国衆は一揆を結び、あるいは従属するなどして家の存続のため苦闘したが、最終的に毛利氏を盟主として国外勢力を駆逐し、元就は中国地域の過半を制圧して戦国大名となる。本書では、こうした応仁・文明の乱から関ヶ原合戦に至る約百三十年間の政治史を軸に、宗教文化、流通経済、民衆文化、城郭なども取り上げて、重層的な戦国史像を構築する。

目次

第1部 国人衆たちの争乱から盟主・毛利氏の台頭へ(応仁・文明の乱の波及と守護・国人
大内氏・尼子氏の安芸・備後への進出
戦国大名毛利氏の成立
毛利氏領国の拡大と織豊期の安芸・備後)
第2部 守護権力・毛利氏・国人領主の興亡とともに変容した社会(守護・毛利氏とともに変容した宗教・文化
複層的な地域経済と人々の暮らし
安芸・備後の主要城郭の構造)

著者紹介

光成 準治 (ミツナリ ジュンジ)  
1963年大阪府生まれ・広島県育ち。九州大学大学院比較社会文化学府博士課程修了。博士(比較社会文化)。現在、九州大学大学院比較社会文化研究院特別研究者(日本中・近世移行期史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)