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福田徳三著作集 第21巻

唯物史観経済史出立点の再吟味

出版社名 信山社
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-7972-8227-6
4-7972-8227-4
税込価格 6,930円
頁数・縦 18,212,21P 22cm
シリーズ名 福田徳三著作集

商品内容

要旨

階級的利害を超えた「真正のデモクラシー」を追求する福田の「マルクスのアジア的唯物史観」への批判的検証とその到達点。

目次

第一章 問題の提出(唯物史観における階級闘争と「原始共産制」との交渉
唯物史観経済史出立点の決定における若干の疑問 ほか)
第二章 経済的社会構成の一階段としての「アジア的」社会(『経済学批評』、『賃銀労働と資本』、「印度論」、『資本論』第一巻等におけるマルクスの発言
一八六八年「エンゲルス宛書簡」におけるマルクスの言 ほか)
第三章 『共産宣言』及び『賃銀労働と資本』に至る「アジア的」を中心として見たるマルクスの見解の成立―ヘーゲルからの出立とヘーゲルの止揚―(『共産宣言』第一節とクノーの解釈
ヘーゲルの四階段原則 ほか)
第四章 『共産宣言』以後における唯物史観の仕上げ過程―殊にマルクスの支那及び印度論―(マルクスのロンドン生活
長髪賊の乱とマルクスの支那論 ほか)
第五章 印度村落制度とこれに関するマルクスの混同・誤解(マルクスの唯物史観経済史の出立点としての「アジア的」の意義
ヘーゲルへの回帰と「公式」における経済史観に関する最根本的疑問 ほか)