• 本

濱地健三郎の呪える事件簿

角川文庫 あ26−19

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-04-114869-3
4-04-114869-3
税込価格 880円
頁数・縦 326P 15cm

商品内容

要旨

探偵・濱地健三郎には、幽霊を視る能力がある。彼の事務所の連絡先は公開されていないが、奇妙な現象に悩む依頼人は導かれるかのようにたどり着くのだ。リモート飲み会で自分以外には視えない小さな手の正体。頭と両手首のない幽霊の姿に隠された真実。夜ごと金縛りに襲われる古物商に迫る悪意―。異才の探偵が見通すのは、生者の嘘と死者の声。コロナ禍で一変した日常に潜む怪異と謎をロジカルに解き明かす比類なき事件簿。

出版社・メーカーコメント

JR新宿口西口に「濱地探偵事務所」はある。年齢不詳でダンディ、美術品への造詣が深い探偵は、幽霊を視る能力を持っている。幼いころ漫画家になりたかったという助手の志摩ユリエは、その絵心を生かして、心霊探偵が視たモノを絵に描きとめるのも大切な仕事だ。ここには、奇妙な現象に悩まされる依頼人だけでなく、警視庁捜査一課の辣腕警部も秘密裡に足を運び、濱地の推理を頼みにしているのだ。リモート飲み会で現れた、他の人には視えない「小さな手」の正体。廃屋で手招きする「頭と手首のない霊」の姿に隠された真実。濱地と助手のコンビが、コロナ禍で一変した日常に潜む怪異と6つの驚くべき謎を解き明かしていく。

著者紹介

有栖川 有栖 (アリスガワ アリス)  
1959年生まれ。大阪府出身。同志社大学法学部卒。89年『月光ゲーム』で作家デビュー。書店勤務を続けながら創作活動を行い、94年作家専業となる。2003年『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞、08年『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞。22年には第26回日本ミステリー文学大賞を受賞した。1992年に始まった、推理作家・有栖川有栖と犯罪学者・火村英生のコンビが活躍する「火村英生(作家アリス)シリーズ」は、今も人気を誇り、18年に第3回吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)