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金と銀

春陽文庫 た24−1 探偵小説篇

出版社名 春陽堂書店
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-394-98014-8
4-394-98014-3
税込価格 1,320円
頁数・縦 481P 15cm

商品内容

要旨

「…けれども僕だっても道徳家であるよりは芸術家でありたいのだ。たとい君のような人間になっても、いい芸術が作れるならば作って見たいのだ」天才的な素質の画家・青野を殺すことによって、「銀」から「金」の存在となろうとする大川の姿を描く「金と銀」ほか、「AとBの話」「友田と松永の話」「青塚氏の話」「或る少年の怯れ」の全5編。ほかに藤田宜永「一級品の探偵小説」も収録。

著者紹介

谷崎 潤一郎 (タニザキ ジュンイチロウ)  
1886(明治19)〜1965(昭和40)年。東京生まれ。東京帝国大学国文科中退。1910(明治43)年、小山内薫らとともに創刊した第二次「新思潮」に「刺青」「麒麟」などを発表。これらが永井荷風に絶賛され、一躍人気作家となる。作品多数。近代日本を代表する文豪の一人である。耽美小説、歴史小説、伝奇小説のみならず、怪奇幻想小説、探偵小説を好んで手がけ、江戸川乱歩や横溝正史らにも多大な影響を与えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)