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日本の原発地帯

鎌田慧セレクション:現代の記録 3

出版社名 皓星社
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-7744-0843-9
4-7744-0843-3
税込価格 2,970円
頁数・縦 294P 21cm

商品内容

要旨

「原発は民主主義の対極にある」。これが、わたしの結論である。チェルノブイリ、福島原発事故のはるか以前から鎌田慧は反原発だった。へき地や過疎地帯に交付金と引き換えに押し付けられる原発。ルポライターの矛先はその危険性だけではなく、差別的な原発推進政策に及ぶ。『日本の原発地帯』『原発列島を行く』の二編を収める。

目次

日本の原発地帯(原発先進地の当惑 福井
金権力発電所の周辺 伊方
原発銀座の沈黙 福島
抵抗闘争の戦跡 柏崎
政治力発電所の地盤 島根 ほか)
原発列島を行く(中央に翻弄されつづける悲劇の村 青森県六ヶ所村
首都移転とともに進む“処分所研究” 岐阜県東濃地区
遅れてきた無謀に抵抗する漁民の心意気 山口県上関町
活断層新発見に揺れる「諦めの感情」 島根県鹿島町
おこぼれにすがる原発中毒半島の悪習 福井県敦賀市 ほか)

著者紹介

鎌田 慧 (カマタ サトシ)  
1938年青森県生まれ。弘前高等学校卒業後に上京、零細工場、カメラ工場の見習工などをへて、1960年に早稲田大学第一文学部露文科に入学。卒業後、鉄鋼新聞社記者、月刊誌「新評」編集部をへてフリーに。1970年に初の単著『隠された公害:ドキュメント イタイイタイ病を追って』(三一新書)を刊行。以後、冤罪、原発、公害、労働、沖縄、教育など、戦後日本の闇にその根を持つ社会問題全般を取材し執筆、それらの運動に深く関わってきた。2024年現在も、狭山事件の冤罪被害者・石川一雄さんの再審・無罪を求める活動などを精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)