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近世ヨーロッパ港湾都市と商業 18〜19世紀バスク商人と国際商業の展開

出版社名 晃洋書房
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-7710-3892-9
4-7710-3892-9
税込価格 5,720円
頁数・縦 206P 22cm

商品内容

要旨

現在も独立運動が盛んなバスクの港湾都市ビルバオ。ビルバオには、近世後期の北大西洋において国家や帝国の枠組みを超えて商業網を構築する商人たちがいた。バスク地域の民族独立運動を支えたものは何だったのか。マルチ・アーカイヴに収集した史料に基づき、ビルバオ商人たちの商業網の広がりを北米との関係だけでなく、海域史の接続や東南アジアへの拡大を見据えながらダイナミックに描く。

目次

序章 地域・国家・グローバルな世界とつながるバスク
第1章 近世末期の大西洋世界とスペイン
第2章 ビルバオ港と商人
第3章 ビルバオ港のヨーロッパ貿易とアメリカ貿易
補論1 バスクと漁業
第4章 戦争と貿易―アメリカ独立戦争―
第5章 帝国外貿易の展開―ラテンアメリカ・アジア産品の流入―
補論2 ヨーロッパとの植民地産品貿易
終章 帝国を越えるネットワーク

著者紹介

高垣 里衣 (タカガキ リエ)  
1992年生まれ。2021年、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。大阪大学大学院文学研究科世界史講座助教を経て、新潟大学経済科学部准教授。専門は、国際商業史、海域史、バスク史。18世紀から19世紀におけるバスク商人の活動とグローバルヒストリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)