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ミシェル・フーコー自己変容としての文学

出版社名 青土社
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-7917-7696-2
4-7917-7696-8
税込価格 3,080円
頁数・縦 248,13P 19cm

商品内容

要旨

初期の、旺盛に文学論を発表する思想家としての顔を捨て、文学から離反したかに見えた後期にも、フーコーは、読む者を、そして書く者を変容させる経験にフォーカスしながら、広い意味での“文学”の可能性を模索しつづけた。見落とされてきたフーコーと文学のあいだの接点を、その生涯にわたって丹念にあとづけた意欲作。

目次

第一部 言語そのもののほうへ―六〇年代文学論(書物、図書館、アルシーヴ―フーコー文学論の問題圏
語るのは語それ自体である―鏡としてのマラルメ
模倣としての翻訳、侵犯としての翻訳―クロソウスキーの波紋
フーコーはいかにしてレーモン・ルーセルを読んだか)
第二部 自己の変容、文学の変容―七〇年代以降の文学論(微粒子たちの軌跡―境界線上の「ヌーヴェル」
真理の劇場―フーコーと「演劇」
文学と自己変容―「経験」としてのフィクション)

著者紹介

柴田 秀樹 (シバタ ヒデキ)  
1987年広島県生まれ。京都大学大学院文学研究科文献文化学専攻博士後期課程修了。博士(文学)。専門はミシェル・フーコーを中心としたフランス文学・思想。現在、追手門学院大学、関西学院大学、京都大学、滋賀短期大学で非常勤講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)