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「満洲」在地社会と植民者

出版社名 京都大学学術出版会
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-8140-0575-8
4-8140-0575-X
税込価格 3,740円
頁数・縦 265P 22cm

商品内容

要旨

地を這う眼差しの「満洲」史。「満洲」で生じた在地社会と植民者との出会いとその後の変化について、医療、工学、畜産、林業にまつわる技術を軸にとらえ直す。

目次

在地社会と植民者の出会い
第1部 人流から都市を衛る(移動する人間を管理する技術―清朝期、民国期、「満洲国」期
満鉄大連医院本館が持つ社会的意味)
第2部 草原・森林への挑戦(内モンゴル東部地域における巡廻診療
綿羊改良事業における預託制度
「満洲国」の畜産政策と獣疫
鴨緑江における日本式筏の導入と普及)
第3部 近代満洲経験の意味(戦後中国における工学知の継承と再編
帝国のはざまにおける少数民族地域の記憶の地層―フルンボイルの近代再考)
在地社会と植民者のその後

著者紹介

上田 貴子 (ウエダ タカコ)  
近畿大学文芸学部・教授。博士(学術)
西澤 泰彦 (ニシザワ ヤスヒコ)  
名古屋大学環境学研究科・教授。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)