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悪が勝つのか? ウクライナ、パレスチナ、そして世界の未来のために

法と哲学新書

出版社名 信山社
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-7972-8345-7
4-7972-8345-9
税込価格 1,650円
頁数・縦 300P 18cm

商品内容

要旨

プーチンを止められるのは誰か。戦争犯罪に血迷うイスラエルは未来を開けない。狂う世界で正気を失わないために〜「またトラ」が脅かす法と正義を守る道〜。世界を滅ぼすシニシズムに抗して、悪を勝たせない現実的方途を探究する。

目次

プロローグ―狂う世界で正気を失わないために
第一章 ウクライナ戦争再説〔二〇二三年五月〕―侵略者に褒美を与えても、持続可能な平和は実現しない(ウクライナ戦争言説の進化と退化
戦況の展開
対露宥和主義言説の欺瞞性・倒錯性・自壊性
ハーバーマスの「交渉請願」―哲学者の政治的「迷言」
戦争終結への道)
第二章 この世界の荒海で〔二〇二四年五月〕―戦争犯罪に狂う報復主義と、侵略に加担する宥和主義を超えて―(ウクライナとガザの戦争が見せるものと隠すもの
ガザ戦争の背景、責任、そして出口
ウクライナ戦争の帰趨―転変する戦況と変わらざる基層
結語)
第三章 悪が勝つのか?〔二〇二五年一月〕―政治の逆風に晒される法と正義の試練(メロースの悲劇、再び?
ウクライナを見捨てるのか
イスラエルにパレスチナを奪わせるのか
世界は何処へ行くのか)

著者紹介

井上 達夫 (イノウエ タツオ)  
東京大学名誉教授(法哲学)。1954年大阪市生まれ。1977年東京大学法学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)