近世藩医の学問と医療環境
出版社名 | 思文閣出版 |
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出版年月 | 2025年2月 |
ISBNコード |
978-4-7842-2105-9
(4-7842-2105-0) |
税込価格 | 7,150円 |
頁数・縦 | 350,11P 22cm |
商品内容
要旨 |
近世は、ごく普通の人びとのあいだでも「病にかかったら医師に診てもらう」という考えが浸透していった時代である。しかしこの時代、公儀=幕府・藩は医療知識の獲得、社会への普及・提供に積極的な役割を果たすことはなく、社会全体を視野に入れた医療システムは、ついに構築されなかった。そうしたなかで、医学の発展を主導したのは、藩医身分の者たちだった。そこで本書は藩医たちに焦点を定め、その身分=生業の特質、知識や技術の獲得・継承と社会への普及のありようを明らかにし、さらにその実態が近代の医療制度をいかに規定し、継承されたかを論じる。 |
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目次 |
第1部 藩医の身分と職分(知識・技術の所有と身分 |