生活保障システムの転換 〈逆機能〉を超える
出版社名 | 岩波書店 |
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出版年月 | 2025年4月 |
ISBNコード |
978-4-00-061689-8
(4-00-061689-7) |
税込価格 | 5,060円 |
頁数・縦 | 284,24P 22cm |
商品内容
要旨 |
この国の生活保障システムは、人びとの命と暮らしを守るどころか脅かしている。著者は、所得再分配後にかえって貧困が深まるという〈逆機能〉の存在をはやくから指摘してきた。本書ではさらに進んで、歴史的分析と国際比較を通じて、日本の「男性稼ぎ主」型システムの機能が「女性処罰」的であることを検証し、転換を提言する。アベノミクスとコロナ禍をへて、システムの「姥捨て」の実相がむき出しになり、若い女性が生きることを拒否する動向にも歯止めがかからない。私たちはこの危機から脱却できるのか? |
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目次 |
生活保障システムの機能と型 |
出版社・メーカーコメント
この国の生活保障システムは人びとの命と暮らしを脅かしている。所得再分配後に貧困が深まるという〈逆機能〉の存在を指摘してきた著者が、歴史の検討と各国との比較を通じて「男性稼ぎ主」型システムの問題点をあぶり出し、社会のしくみを歪めたアベノミクスとコロナ対策を徹底批判。転換の方途を提言する。