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〈無常〉の変相と未来観 その視界と国際比較

日文研・共同研究報告書 195

出版社名 思文閣出版
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-7842-2097-7
4-7842-2097-6
税込価格 16,500円
頁数・縦 855P 22cm

商品内容

目次

1 〈無常〉とは何か―その始原から現代世界へ(anitya/anicca、無常、常なし―インド・中国・日本における無常観の変遷
打ち壊される仏たち―ソリッドな〈仏〉/フラジャイルな〈仏〉 ほか)
2 古代の文学と〈無常〉(「うつろふ」事物の「無常」性―大伴家持「悲世間無常歌」の〈たとえ〉をめぐって
空海「無常之賦」から考える古典の変相と未来観 ほか)
3 中世の〈無常〉を問い直す(「跡」の視界
龍神地震起因説の形成と展開―日本中世の災異文学史一斑 ほか)
4〈無常〉の表象と変相―古代/中世から近世へ(無常の表象―黒白二鼠の教えと絵画
遊女の〈移ろいやすさ〉をめぐって ほか)
5 近代と〈無常〉―夏目漱石の中へ(頬杖の前近代と近代―もの思う者の肖像の系譜と変容
夏目漱石と「無常」―無常と生成変化を中心に ほか)