• 本

目的をもたない意志 山川方夫エッセイ・コレクション

増補版

ちくま文庫 や61−3

出版社名 筑摩書房
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-480-44020-4
4-480-44020-8
税込価格 1,100円
頁数・縦 318P 15cm
シリーズ名 目的をもたない意志

商品内容

要旨

「「文学」は私にとり、まず私の存在のしかたであり、態度なのだ」。大江健三郎、サルトル、石原慎太郎、若尾文子、日劇、『去年マリエンバートで』、『キングコング対ゴジラ』…文学はもちろん映画や自由、恋愛まで作家がクールな文体で語るエッセイ集。新たな7篇のほか、妻・山川みどりによる作家との出会いや夫婦の生活をめぐるエッセイ4篇を増補した決定版。

目次

第1章 灰皿になれないということ(灰皿になれないということ
“自由”のイメージ
永井龍男氏の「一個」―〈作家論への試み〉 ほか)
第2章 わが町・東京(わが町・東京
神話
「日々の死」の銀座 ほか)
第3章 目的をもたない意志―映画をめぐる断章(増村保造氏の個性とエロティシスム―主に『妻は告白する』をめぐって
映画批評家への公開状
目的をもたない意志―マルグリット・デュラスの個性 ほか)
付録 『山川方夫全集』月報より―山川みどり

出版社・メーカーコメント

大江健三郎、アントニオーニ、若尾文子、東京、戦争、恋愛論…夭折の天才作家、唯一のエッセイ集。妻・山川みどりの回想などを増補。解説 高崎俊夫

著者紹介

山川 方夫 (ヤマカワ マサオ)  
1930年、東京生まれ。慶應義塾大学大学院中退後、第3次「三田文学」編集長として、江藤淳、坂上弘、曾野綾子をデビューさせるかたわら、自らも創作を発表する。「日々の死」で注目を集め、1958年に商業誌に進出。「演技の果て」「海の告発」など5作が芥川賞、「クリスマスの贈物」が直木賞の候補となる。65年、交通事故にて逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)