砕かれた四月
白水uブックス 261 海外小説永遠の本棚
出版社名 | 白水社 |
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出版年月 | 2025年4月 |
ISBNコード |
978-4-560-07261-5
(4-560-07261-2) |
税込価格 | 2,310円 |
頁数・縦 | 261P 18cm |
商品内容
要旨 |
20世紀初頭のアルバニア北部の荒涼たる高地。この土地を支配するのは「カヌン」と呼ばれる、先祖伝来の終わることのない復讐の掟である。この掟に従い兄の血を奪い返した山岳民の若い男ジョルグは、30日間の休戦の猶予ののちに自らの死を待つ身だった。しかし、この土地を新婚旅行で訪れた作家の妻ディアナと、馬車の窓越しにただ一度視線を合わせたことで、ふたりは命を賭してその運命を交錯させてゆく―。現代のアルバニア文学を、そして世界文学を牽引した作家が立ちのぼらせる、伝説と神話の影をまとった悲劇の時空間。 |
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出版社・メーカーコメント
20世紀初頭のアルバニア。高地を司る掟に従い死を待つ若い男と、土地を訪れた新妻とが、言葉も交わさぬままに運命を交錯させてゆく