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嘘、秘密、沈黙。

新版

出版社名 晶文社
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-7949-7476-1
4-7949-7476-0
税込価格 4,400円
頁数・縦 560P 19cm
シリーズ名 嘘、秘密、沈黙。

商品内容

要旨

女とは何か。女として生きるとはどういうことか。一人の女として、母として、詩人としての自らの経験を深く堀りさげ、母性神話について、異性愛について、女の教育と仕事についてラディカルに問う。そして、男によってつくられてきた歴史や文化のなかで、女の生きかたを解放する視点を明らかにする。つねにフェミニズムの原点にたちもどりつつ、その最前線を歩んできた詩人の論考を紹介。

目次

アン・ブラッドストリートの精神的緊張
わたしたち死者が目ざめるとき
自由入学制大学の言語教育
反フェミニスト女性
生きのびる意志―エリナ・ロス・テイラーの詩
ジェイン・エア―母のない女が出会う誘惑
女像柱―二つのコラム
アン・セクストンの死を悼む
女性中心の大学をめざして
エミリ・ディキンスンの力―家庭のなかのヴェスヴィウス火山
女と名誉―嘘についての覚え書
束縛された母性
私たちの内なるレズビアン
仕事の条件―女性の共通世界
夫の権利と父の権利
私たちが女を愛することの意味
教育をもとめる権利
女の学生と真剣に向き合う
権力と危険
母性―現在の緊急事態と未来への大活躍
文明への不忠誠―フェミニズム、人種主義、ガインフォビア

著者紹介

リッチ,アドリエンヌ (リッチ,アドリエンヌ)   Rich,Adrienne
1929‐2012年。ボルティモア生まれ。現代アメリカを代表する詩人、フェミニスト批評家。ハーバード大学ラドクリフ・カレッジ在学中に、詩集『世界の変化』(イエール青年詩人賞受賞)で詩人としてデビュー。60年代初頭以降、母性、セクシュアリティ、人種差別、反ユダヤ主義、戦争などの問題を探求する詩や論考において、個人的なものと政治的なものを結びつけることにこだわった。ルース・リリー賞、全米図書賞、ラナン財団生涯功労賞、マッカーサー・フェローなど受賞多数
大島 かおり (オオシマ カオリ)  
1931‐2018年。東京女子大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)