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答えのない教室 パート2

流山市立おおぐろの森中学校での教育実践

  • 池田吉久/著
出版社名 新評論
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-7948-1291-9
4-7948-1291-4
税込価格 2,420円
頁数・縦 204P 19cm
シリーズ名 答えのない教室

商品内容

要旨

教師であれば誰しも、子どもたちがワクワクするような授業、一人ひとりが輝ける場がある授業を行いたいと願っているだろう。もちろん、子どもたちは、時間を忘れて没頭できる楽しい授業を望んでいる。保護者からすれば、そんな授業を受けたくて学校に行く我が子を送り出すほうがうれしいに決まっている。数学という授業において「考える力」を伸ばすにはどうしたらよいかと悩んでいる時に見つけたのが『答えのない教室―3人で「考える」算数・数学の授業』(梅木卓也・有澤和歌子著、新評論、2024年)という本である。そこに書かれている様々な仕掛けこそ、長年追い求めてきたものであり、「考える力」を伸ばすのには最適であると思い、すぐさま授業に取り入れてみた。すると、授業は笑顔で満たされるようになった。これまでの授業のあり方を大きく変えることになった「答えのない教室」、本書はその実践記録である。

目次

序章 発展を遂げる流山市(温かみのある木造校舎
人間力の向上
本稿の教育と「答えのない教室」)
第1章 1学期―ワクワク、考えることが楽しい(どのような題材を扱えば
規則性を見つける生徒たち
操作的活動を取り入れたグループワーク
生徒の発想は大切にされるべき
夏休み―ここでも「考える」ことが大切)
第2章 2学期―より深く思考する(実践報告会と授業参観
今後の「答えのない教室」のあり方が見えてきた
解き方を発見する喜び
図形分野における「答えのない教室」)
第3章 3学期―来年度に向けて(理科で「答えのない教室」を行う
理科における「答えのない教室」
主体的な学びに勝るものはない)

著者紹介

池田 吉久 (イケダ ヨシヒサ)  
千葉県流山市公立学校教員。中学、高校で出会った数学教員にあこがれ教員を目指した。流山市立八木中学校で教員生活をスタートし、37年間多くの生徒と関わり、流山市立東部中学校で定年を迎える。2022年4月から新設校である「流山市立おおぐろの森中学校」で再任用教員として勤務し、2025年3月末で教員生活40年となる。数学教員として経験を重ねていくなかで、「数学において思考・判断・表現力を伸ばすにはどうしたらよいか」と自問自答し、様々な取り組みを実践してきたが、2024年3月に出合った『答えのない教室』(梅木拓也・有澤和歌子、新評論、2024年)に魅了され、現任校で実践中。「答えのない教室」を通して、一人でも多くの生徒に数学を好きになってもらうことが現在の目標(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)