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おしまいの日

新装版

中公文庫 あ58−10

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-12-207660-0
4-12-207660-9
税込価格 990円
頁数・縦 390P 16cm
シリーズ名 おしまいの日

商品内容

要旨

春さんが、帰ってこない―。深夜一時半。最愛の夫の帰りを待つ三津子。無理な残業をする彼を心配する彼女の心は、決して夫には届かない。その想いを記した日記は、やがて幻聴、幻覚、幻影、幻想に呑まれていく。そして迎える《おしまいの日》に三津子は…。春さんは、まだ、帰ってこない―。正気と狂気の狭間を描く、サイコホラーの傑作!

出版社・メーカーコメント

三津子は、多忙で健康を顧みないほど働く夫を案ずるあまり、少しずつ狂気の淵へと滑り落ちてゆく……。傑作サイコ・ホラー、待望の復刊。

著者紹介

新井 素子 (アライ モトコ)  
1960年東京都生まれ。立教大学独文科卒業。高校時代に書いた『あたしの中の…』が第一回奇想天外SF新人賞佳作となり、デビュー。81年『グリーン・レクイエム』、82年『ネプチューン』で連続して星雲賞を受賞、99年『チグリスとユーフラテス』で日本SF大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)