• 本

逆格差論、名護市長岸本建男と象設計集団が遺したもの

出版社名 論創社
出版年月 2025年7月
ISBNコード 978-4-8460-2456-7
4-8460-2456-3
税込価格 2,750円
頁数・縦 300P 19cm

商品内容

要旨

忘れられた沖縄の思考は再び蘇るのか?名護、今帰仁、宮代。画期的なまちづくり計画とどこにもない建築を生み出した“山原の奇跡”。そこから現れた一市長の苦渋の選択と、地域の自立を見つめた昭和・平成・令和の物語。

目次

第1部 主人公たちの前史(沖縄から来た青年―揺れる早稲田で
「象」はどこから現れたか―吉阪スクールの流儀)
第2部 山原の奇跡(岸本建男、「象」に遭う―物語の始まり
それは「逆格差論」と呼ばれた―第一次名護市総合計画
名護の梁山泊―二つの環の交わり
沖縄の建築とは何か―公民館と市庁舎)
第3部 大渦に巻き込まれたまち(復帰の後の後―一九八〇年代の変化
「苦渋の決断」―辺野古問題と名護市長
岸本建男とあの時代―たたかいの日々)
第4部 共にする豊かさへ(宮代町の物語―進修館は生きている
「逆格差論」はどう生きられたか―共同体のリアリティ
もう一つの豊かさ―名護・宮代・今帰仁の今)

著者紹介

菊地 史彦 (キクチ フミヒコ)  
戦後史研究者・文筆家。1952年、東京都生まれ。1976年、慶應義塾大学文学部卒業。同年、筑摩書房入社。90年、退社し、編集工学研究所などを経て、99年、株式会社ケイズワーク設立、代表取締役に就く(〜2024年)。2017〜23年、東京経済大学コミュニケーション研究科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)