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バッハ《無伴奏チェロ組曲》との旅 その真髄を探る対話

出版社名 音楽之友社
出版年月 2025年7月
ISBNコード 978-4-276-14069-1
4-276-14069-2
税込価格 3,300円
頁数・縦 151P 21cm

商品内容

要旨

鋭い楽曲分析と貴重な演奏アドバイス、そして《無伴奏》をめぐるパーソナル・ヒストリー。各舞曲の分析、フレージング、重音、装飾音、ヴィブラート、テンポ、リピート、弦の選択、演奏順…長年の演奏経験から体得した《無伴奏》の真髄を音楽学者エマニュエル・レイベルとの対話を通して明らかにする。東京、バルセロナ、南仏フォルカルキエ、モントリオール、ベルリン、ブエノスアイレス、パリ、アテネ―世界中を旅しながらケラスは《無伴奏》を演奏し、その奥義を探し求める。そして、旅の果てに見出したものとは。

目次

1 日曜日のバッハ
2 限りなく小さく、限りなく大きい
3 形成期
4 スチール弦かガット弦か
5 アンテルコンタンポランでの学び
6 全曲演奏への挑戦
7 組曲を録音する
8 組曲を拡散する

著者紹介

ケラス,ジャン=ギアン (ケラス,ジャンギアン)   Queyras,Jean‐Guihen
1967年モントリオール生まれ。リヨン国立高等音楽院、フライブルク音楽大学、ジュリアード音楽院でチェロを学ぶ。1990年より2001年までアンサンブル・アンテルコンタンポランのソロ・チェロ奏者を務め、2002年にはグレン・グールド賞を受賞したブーレーズの選考により、傑出して有望な若手芸術家に対して贈られるグレン・グールド・プロテジェ賞を受賞。レパートリーはバロックから現代まで多岐にわたり、ウィーン楽友協会、コンセルトヘボウ、ウィグモア・ホール、カーネギー・ホール等、世界の主要ホールでリサイタルを行なう。また、パリ管、バイエルン放送響、ロンドン響、フィラデルフィア管をはじめとするオーケストラと共演。2007年と2023年の二度にわたって録音したバッハ“無伴奏チェロ組曲”全曲ほか数々のCDをリリース。使用楽器は1706年頃製作のストラディヴァリウス“Kaiser”(カナダCanimex Inc.より貸与)。フライブルク音楽大学教授
レイベル,エマニュエル (レイベル,エマニュエル)   Reibel,Emmanuel
パリ高等師範学校、パリ国立高等音楽院卒業。『音楽はいかにして“ロマン派”になったのか―ルソーからベルリオーズへ』(Fayard)で2014年アカデミー・フランセーズのフランソワ=ヴィクトル・ヌリ賞受賞。現在パリ国立高等音楽院で美学を教えるほか、リヨン高等師範学校で音楽学の教授を務める
藤本 優子 (フジモト ユウコ)  
翻訳家。桐朋女子高等学校音楽科、マルセイユ国立音楽院、パリ国立高等音楽院ピアノ科卒。公開レッスンや講演およびインタビューといった通訳でも活躍しており、多くの演奏家より厚い信頼を置かれている。Eアーツカンパニー所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)