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軽自動車を作った男 知られざる評伝鈴木修

出版社名 プレジデント社
出版年月 2025年7月
ISBNコード 978-4-8334-2569-8
4-8334-2569-6
税込価格 2,200円
頁数・縦 349P 20cm

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要旨

2024年12月、日本の自動車産業を代表する名経営者の一人が世を去った。スズキ四代目社長を務めた鈴木修氏だ。1930年に生まれ、銀行員時代にスズキ二代目社長の鈴木俊三に見出されて婿養子となり、58年に同社に入社。78年に社長就任後、2021年に91歳で会長を退くまで、43年間に渡ってスズキを牽引した。本書は、鈴木修氏の生涯を多くのエピソードから描き出す評伝。氏の功績の一つは、軽自動車「アルト」の大ヒットによって、低迷していた市場を復活させるとともに、地方における移動手段としての軽自動車の地位を確立したことにあるようだ。また、後発かつ小型車を得意とするスズキが生き残るため、当時まだ注目されておらず、リスクが高いとされていたインド市場に進出した。EV化が進む中、小さな電池で動かすことができる軽自動車には、今後も大きな役割が期待される。著者はジャーナリスト。日刊紙「東京タイムズ」記者を経て、1992年に独立。『EVウォーズ』(日本経済新聞出版)、『キリンを作った男』(プレジデント社・新潮文庫)など、多数の著書がある。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2025年9月3日]

商品内容

要旨

緊急追悼出版!ハート・ツー・ハートでスズキを5兆円企業に。インドに自動車産業を興した「小さな巨人」。カール・ベンツ、ヘンリー・フォード、そして鈴木修がいた。

目次

第1章 長い旅の途中で
第2章 終戦と鈴木道雄の教え
第3章 倒産の危機
第4章 失意のアメリカと復活のジムニー
第5章 成功の復讐
第6章 やる気
第7章 軽自動車を作った男
第8章 インド進出とHY戦争
第9章 ワゴンR
第10章 ホンダの「ゲット80」とB登録
第11章 トヨタ・ダイハツとの仁義なき戦い
第12章 人たらしの交渉力
第13章 終わりなき旅
第14章 最後の北牌
第15章 長男の社長就任とトヨタとの提携
最終章 下呂にて

出版社・メーカーコメント

「自動車メーカーのない国に出れば、間違いなく一番になれる」(人口世界No1)インドに自動車産業を興した「小さな巨人」売上高5兆円の半分をインドで稼ぐスズキのカリスマ、鈴木修は2024年末鬼籍に入る。その壮絶なる94年のビジネス人生を追う。2度の倒産の危機、ガン罹患、GM,VWとの提携、そしてホンダ、トヨタ×ダイハツとの暗闘など知られざる歴史がいま明らかになる。

著者紹介

永井 隆 (ナガイ タカシ)  
ジャーナリスト。1958年生まれ。群馬県桐生市出身。明治大学卒業。日刊紙「東京タイムズ」記者を経て、92年に独立。ビールや自動車などの企業活動をはじめ、組織と人との関係、人事制度、外国人労働者などをテーマに、新聞・雑誌・WEBメディアにおいて幅広く執筆活動を行っている。中でもビール産業については、東京タイムズ記者時代を含め、30年以上取材を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)