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アナーキーのこと

出版社名 作品社
出版年月 2025年7月
ISBNコード 978-4-86793-089-2
4-86793-089-X
税込価格 2,970円
頁数・縦 285P 19cm

商品内容

要旨

暴力や無秩序と結びつけられがちなアナーキー/アナキズム。本書では、無神論者で兵役拒否者の父親と、大学でアナキズムを講じる政治学者の息子との対話をとおして、その一面的理解をほぐしつつ、「調和による秩序」を求めるその核心を明らかにし、現在の社会問題へと接続する。国家、宗教、家父長制、資本主義、人種差別など、豊富な論点を取り上げ、総合的な見取り図を提供する、最良の基本書。

目次

民主主義とアナキズム
権力(第1部)
人類学
人間本性
形而上学
暴力とテロリズム
アナキズム運動の歴史
アナキズム思想のさまざまな潮流
アナキズムとフェミニズム
アナルコ・エコロジー
黒旗と丸囲みのA
内部でのさまざまな論争
アナキストとは誰か?
権力(第2部)
親と子
国家
人類の共同体のさまざまな起源
宗教
資本主義と経営者
レイシズムとナショナリズム
未来

著者紹介

デュピュイ=デリ,フランシス (デュピュイデリ,フランシス)   Dupuis‐D´eri,Francis
1966年カナダ・モントリオール生まれ。政治学者。研究テーマは、アナキズム、反フェミニズム(マスキュリニズム)運動、プロフェミニストの男性、民主主義など。現在はケベック大学モントリオール校の政治学・法学部およびフェミニズム研究所(IREF)で教鞭をとる。本書が初の邦訳書となる
デリ,トマ (デリ,トマ)   D´eri,Thomas
1936年フランス・パリ生まれ。アルジェリア戦争期に兵役を拒否してカナダ・ケベックに定住。教師、出版人、モントリオール・ブックフェアのディレクター、パリの「ケベック書店」の共同創設者として活動を展開
片岡 大右 (カタオカ ダイスケ)  
1974年生まれ。批評家。専門は社会思想史・フランス文学。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)