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ポスト印象派とユートピア

出版社名 三元社
出版年月 2025年7月
ISBNコード 978-4-88303-616-5
4-88303-616-2
税込価格 7,480円
頁数・縦 434,28P 22cm

商品内容

要旨

ポスト印象派研究の最前線!ポスト印象派の巨匠たちは、なぜ独自の表現を追求したのか?彼らが共有した「ユートピア芸術論」という新たな視点からその深層に迫る。印象派を経験しつつも、近代化社会の矛盾に批判的な眼差しを向け、理想郷を夢見た画家たちの創造的思考を紐解き、美術史におけるその位置付けを再定義する。

目次

序論 ユートピア芸術論の可能性
第1部 ポスト印象派以前のユートピア(古代末期のユーラシア美術におけるユートピア―天国、地獄、そしてもう一つの世界
十七世紀イタリアにおける「地上の楽園」の表象
十八世紀フランス絵画におけるユートピア―理想の現実化としての庭園
変容する記憶と別様の世界―《スキュタイ人のもとに追放されたオウィディウス》から考えるドラクロワのユートピア)
第2部 ポスト印象派のユートピア(記憶と郷愁
アナーキズム
自律性と現象学
エコー、デザイン、装飾、ジェンダー)

著者紹介

永井 隆則 (ナガイ タカノリ)  
同志社大学文学部嘱託講師、文学博士(京都大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)