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弥生の交易とものづくり青谷上寺地遺跡

シリーズ「遺跡を学ぶ」 173

出版社名 新泉社
出版年月 2025年9月
ISBNコード 978-4-7877-2533-2
4-7877-2533-5
税込価格 1,870円
頁数・縦 93P 21cm

商品内容

要旨

日本海をのぞむ鳥取市東部・青谷の低地から、大量の人骨や砂防柵、精巧な木器などが出土した。なかでも木製の花弁高杯は、弥生時代の工芸のひとつの到達点だ。魏志倭人伝が「倭国乱」と記した時代にあって、唯一無二のものづくりで栄えた交易拠点集落の姿をさぐる。

目次

第1章 弥生人骨と脳の発見(弥生人の脳が残っていた!
散乱して出土した人骨
殺傷痕や病変のある人骨
埋められた人骨の謎)
第2章 青谷上寺地遺跡の発掘と集落像(遺跡の立地
発掘調査の歴史
中心域と遺跡の変遷)
第3章 地下の弥生博物館(相次いだ新発見
多種多量、保存状態のよい出土遺物
集落構造をさぐる)
第4章 交易拠点としての港湾集落(もうひとつのキャッチフレーズ
どこと交易をしていたのか
交易拠点ならではの祭祀
集落の終焉と青谷上寺地遺跡の意義)
第5章 青谷上寺地遺跡のこれから

出版社・メーカーコメント

日本海をのぞむ鳥取市東部・青谷の低地から、大量の人骨や砂防柵、精巧な木器などが出土した。なかでも木製の花弁高杯は、弥生時代の工芸のひとつの到達点だ。魏志倭人伝が「倭国乱」と記した時代にあって、唯一無二のものづくりで栄えた交易拠点集落の姿をさぐる。

著者紹介

湯村 功 (ユムラ イサオ)  
1965年、島根県出雲市生まれ。立命館大学二部文学部卒業。大蔵省(現財務省)勤務後、考古学の世界に転職。出雲市教育委員会を経て、鳥取県に採用となり、現在、鳥取県立青谷かみじち史跡公園に勤務。青谷上寺地遺跡の第一次調査を担当し、その後も遺跡の活用、出土品の調査研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)