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顔を失った兵士たち 第一次世界大戦中のある形成外科医の闘い

出版社名 人文書院
出版年月 2025年9月
ISBNコード 978-4-409-51106-0
4-409-51106-8
税込価格 4,180円
頁数・縦 324P 19cm

商品内容

要旨

トラウマと向き合う兵士たちと医師の物語。ニューヨークタイムズベストセラー、ガーディアン紙年間ベストブック。手足を失った兵士は英雄となったが、顔を失った兵士は、醜い外見に寛容でなかった社会にとって怪物となった。塹壕の殺戮からの長くつらい回復過程と形成外科の創生期に奮闘した医師の実話。戦争の現実と一縷の希望を描くヒューマン・ノンフィクション!

目次

はじめに―「醜いもの」
第一章 バレリーナのお尻
第二章 シルヴァーゴースト
第三章 特別な任務
第四章 奇妙な新しい芸術
第五章 恐怖の部屋
第六章 鏡のない病棟
第七章 ブリキの鼻と鋼の心
第八章 奇跡の仕事人
第九章 青いベンチに座る青年たち
第一〇章 パーシー
第一一章 英雄の失敗
第一二章 困難をものともせず
第一三章 輝くもの必ずしも金ならず
おわりに―道を拓く

著者紹介

フィッツハリス,リンジー (フィッツハリス,リンジー)   Fitzharris,Lindsey
ニューヨーク・タイムズのベストセラー作家で医学史家。オックスフォード大学で科学医学史の博士号を取得。著書The Butchering Art:Joseph Lister’s Quest to Transform the Grisly World of Victorian Medicine(『ヴィクトリア朝医療の歴史―外科医ジョゼフ・リスターと歴史を変えた治療法』原書房、2021年)はPEN/E.O.ウィルソン・リテラリー・サイエンス・ライティング・アワードなど多くの権威ある賞を受賞し、現在、20の言語に翻訳されている。スミソニアン・チャンネルのTVドキュメンタリーシリーズ『The Curious Life and Death of…』のプレゼンターを務める。『ウォール・ストリート・ジャーナル』『サイエンティフィック・アメリカン』『ガーディアン』『ランセット』『ニュー・サイエンティスト』に定期的に寄稿
西川 美樹 (ニシカワ ミキ)  
翻訳家。東京女子大学文理学部英米文学科卒
北村 陽子 (キタムラ ヨウコ)  
東京大学大学院人文社会系研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)