• 本

ファントマと囚われの王

ベル・エポック怪人叢書

出版社名 国書刊行会
出版年月 2025年10月
ISBNコード 978-4-336-07358-7
4-336-07358-9
税込価格 4,180円
頁数・縦 555P 20cm

商品内容

要旨

コンコルド広場の噴水のニンフ像が夜な夜な歌をうたう―大晦日、新聞記者ファンドールはお忍びでパリにやってきたヘッセ=ヴァイマル王国の王と意気投合。ところが王の愛妾死亡事件に巻き込まれ、ひょんなことから王の身代わりを演じるはめに。相棒の敏腕警部ジューヴはファンドールを救いだすべく奔走!これもファントマ?あれもファントマ!怪人の狙いとはいかに?パリを縦横無尽に追跡する、めくるめく死闘のスペクタクル。バットマンも、怪人二十面相も、源流はファントマにあり!元祖黒マスクの怪人ファントマ。今なお絶大なる人気を誇る悪のアイコンは、コクトーに、マグリットに、ブルトンに、横尾忠則に愛された。犯罪大活劇のファントマ・シリーズ全三十二巻より、もっともファントマらしいと謳われるうちの一冊を本邦初訳。千の顔を持つ、フランス最大の怪人がよみがえる!久生十蘭の奇書『魔都』はこの本をもってして生まれた。ジゴマ、シェリ=ビビ、そしてこのファントマで、ついに完結を迎える〈ベル・エポック怪人叢書〉の最終配本。

著者紹介

スヴェストル,ピエール (スヴェストル,ピエール)   Souvestre,Pierre
1874‐1914。フランスのジャーナリスト、小説家。ブルターニュ地方フィニステール県プロムラン生まれ。元知事の息子として幼少時よりパリで育つ。弁護士資格をもつが文筆業に忙しく、自動車およびモータースポーツのジャーナリスト、実業家として活躍。そしてなにより、秘書のアランと共作したファントマ・シリーズで名を馳せる。1914年に早逝、享年39
アラン,マルセル (アラン,マルセル)   Allain,Marcel
1885‐1969。フランスのジャーナリスト、小説家。パリ生まれ。弁護士の息子として法曹界を志すがジャーナリストに転じる。スヴェストルの秘書及びゴーストライターとなり、のちにスヴェストルとファントマ・シリーズ全32巻を手がける。スヴェストスル没後も11作を書き継いだ。著作は400作を超える
赤塚 敬子 (アカツカ タカコ)  
1980年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。東京都立大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)