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人的資本経営時代の退職給付制度

出版社名 金融財政事情研究会
出版年月 2025年12月
ISBNコード 978-4-322-14614-1
4-322-14614-7
税込価格 3,300円
頁数・縦 285P 21cm

商品内容

要旨

「退職給付制度」の本質を、時代とともに再定義する。人生100年時代―長寿化、インフレ、人的資本経営の進展。退職給付制度は、もはや「福利厚生」ではなく人事制度の根幹をなすものである。制度設計・法改正・財政運営・人的資本経営との連関を一冊で俯瞰する。企業年金・退職給付制度考察のための決定版。

目次

第1章 環境変化をふまえた退職給付制度のあり方(退職給付制度の概要
社会・経済環境の変化と法改正などの外部要因がもたらす影響
人事制度改革がもたらす影響
環境変化をふまえた退職給付制度のあり方)
第2章 公的年金制度・企業年金制度の変遷(公的年金制度の変遷
企業年金制度の変遷
確定給付企業年金(DB)制度の変遷
確定拠出年金(DC)制度の変遷
退職給付会計の変遷
創設期からの企業年金制度の変遷)
第3章 公的年金制度・退職給付制度の課題と方向性(公的年金の課題とその解決の方向性
退職給付制度の課題とその解決の方向性
本章のまとめ)
第4章 人的資本経営のススメ(ウェルビーイングと人的資本経営
企業が従業員のファイナンシャル・ウェルビーイングを考える意義とは)
第5章 ウェルビーイングを高める金融&年金リテラシー(現役世代が高めたい金融リテラシー
退職世代の企業年金活用術
まとめ―人生100年時代の企業年金活用術)

出版社・メーカーコメント

少子高齢化やインフレ、賃上げの流れが進み、企業の退職給付制度は大きな転換期を迎えている。従業員のエンゲージメントを高め、企業価値を向上させるためには、「人的資本経営」の視点を取り入れた新しい制度への移行が急務である。本書は、2024年の年金制度改正案をふまえ、政策動向を的確に分析し、これからの退職給付制度のあるべき姿を展望する。さらに、従業員のリタイアメントプランニングにおける企業年金の重要性をふまえ、実践的な資産形成支援の方法についても具体的に紹介する。