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LGBTとハラスメント

集英社新書 1027

出版社名 集英社
出版年月 2020年7月
ISBNコード 978-4-08-721127-6
4-08-721127-4
税込価格 902円
頁数・縦 218P 18cm

商品内容

要旨

いわゆる「パワーハラスメント防止法」が二〇一九年に成立し、あらゆる企業がLGBTに関するハラスメント対策をとり、プライバシー保護の対応を行うことが義務化された。しかし、未だLGBTに関わる政治家の失言やネットでの炎上事例は後を絶たない。本書では「よくある勘違い」を多くの実例をもとにパターン分けし、当事者との会話において必要な心構えを紹介。また、職場における実務面での理解も促す構成となっている。知っているようで知らない、LGBT「新常識」がここにある。

目次

序章 「性の多様性」についての基礎知識
第1章 「LGBT」へのよくある勘違い―ネガティブ編
第2章 「LGBT」へのよくある勘違い―一見ポジティブ編
第3章 「LGBT」に限らないよくある勘違い
第4章 「SOGIハラ・アウティング防止」法とは
第5章 LGBTをめぐる「人事・労務制度」

おすすめコメント

あらゆる縛りから逃れたいと願う二人の女性は、異国の地・日本で出会った――。 両親の反対を押し切り、日本の大学で日本語を教える台湾人の柳凝月(りゅうぎょうげつ)は、新疆ウイグル自治区出身で、日本の大学院を目指す生徒の玉麗吐孜(ユーリートゥーズー)に初めて会った時から魅了されていた。玉麗吐孜もまた、柳凝月に惹かれていた。ある日、玉麗吐孜の元恋人の同居人が部屋を出て行くと言い出し、家賃問題に悩んでいた彼女は付き合い始めの柳との同居を考えたが、今の距離感が心地よく、これ以上親密になるのを恐れていた。一方、柳は玉麗吐孜の受験が上手くいったら一緒に暮らし、いつか結婚しようという想いが募っていた。期待もあえなく、玉麗吐孜は不合格通知を受け、日本に残る理由を失っていた。生国の政治情勢、家族のこと、隠している自分のセクシュアリティー……。共通の言語を持ち、語り合い、玉麗吐孜のことを分かっていると思っていた柳だが、玉麗吐孜が背負う重りを知らずにいた自分に気付く……。 今、注目の新日本文学の旗手が描く、静かな祈りの物語。

著者紹介

神谷 悠一 (カミヤ ユウイチ)  
1985年岩手県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。労働団体の全国組織本部事務局を経て、現在は約一〇〇のLGBT関連団体から構成される全国組織、通称「LGBT法連合会」事務局長
松岡 宗嗣 (マツオカ ソウシ)  
1994年愛知県生まれ。明治大学政治経済学部卒。ライター。政策や法制度などのLGBT関連情報を発信する一般社団法人fair代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)