「それから」の大阪
集英社新書 1103
出版社名 | 集英社 |
---|---|
出版年月 | 2022年2月 |
ISBNコード |
978-4-08-721203-7
(4-08-721203-3) |
税込価格 | 924円 |
頁数・縦 | 237P 18cm |
商品内容
要旨 |
大阪は「密」だからこそ魅力的だった。そんな大阪の町はこれから変わってしまうのか、それとも、変わらないのか―。著者は「コロナ後」の大阪を歩き、人に会う。万博開催予定地、四〇年の営業に幕を下ろす立ち飲み店、閑散とした道頓堀界隈、自粛要請に振り回される屋台店主、ベトナムに帰れず大阪で一年以上を過ごすアーティスト、町を練り歩くちんどん行列、新世代の大衆酒場、三六五日朝六時から営業する銭湯、ド派手な巨大看板をつくる工芸店…非常時を逞しく、しなやかに生きる町と人の貴重な記録。 |
---|---|
目次 |
天満あたりから歩き始める |
出版社・メーカーコメント
大阪は「密」だからこそ魅力的だった。そんな大阪の町はこれから変わってしまうのか、それとも、変わらないのか──。2014年に大阪に移住した著者が「コロナ後」の大阪を歩き、人に会う。万博開催予定地、40年の営業に幕を下ろす立ち飲み店、閑散とした道頓堀界隈、自粛要請に振り回される屋台店主、ベトナムに帰れず大阪で1年以上を過ごすアーティスト、町を練り歩くちんどん行列、新世代の大衆酒場、365日朝6時から営業する銭湯、ド派手な巨大看板をつくる工芸店……。非常時を逞しく、しなやかに生きる大阪の町と人の貴重な記録。【目次】第1章 天満あたりから歩き始める第2章 万博開催予定地の「夢洲」を遠くから眺める第3章 大阪の異界「石切さん」は“西の巣鴨”か第4章 西九条の立ち飲み「こばやし」最後の日々第5章 コロナ禍の道頓堀界隈を歩く第6章 屋台も人も消えた、今宮戎神社の「十日戎」第7章 夢の跡地「花博記念公園」の今第8章 船場の昔と「船場センタービル」第9章 中止と再開を繰り返す四天王寺の縁日第10章 ベトナムに帰れぬ日々を過ごすアーティスト第11章 緊急事態宣言明けの西成をゆく、ちんどん行列第12章 “自分たち世代の大衆酒場”を追求する「大衆食堂スタンドそのだ」第13章 朝6時から365日営業し続ける銭湯「ユートピア白玉温泉」の今第14章 道頓堀を立体看板でド派手に彩る「ポップ工芸」【著者プロフィール】スズキナオ1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。ウェブサイト『デイリーポータルZ』などを中心に散歩コラムを執筆中。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』『遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ』(スタンド・ブックス)、『関西酒場のろのろ日記』(ele−king books)、『酒ともやしと横になる私』(シカク出版)など。酒場ライター・パリッコとの共著に『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele−king books)などがある。