• 本

エブリシング・バブルの崩壊

出版社名 集英社
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-08-786135-8
4-08-786135-X
税込価格 1,760円
頁数・縦 255P 19cm

商品内容

要旨

いよいよコロナ禍の金融緩和が終わる。2022年は金利も上昇、世界経済は新たなフェーズに入る。空前の株高・資源高・不動産高のバブル、その崩壊はいつなのか?暗号通貨の未来、地政学リスクの影響、見逃せない話題満載。

目次

第1章 エブリシング・バブルはFRB緩和バブル
第2章 キャリーバブルとキャリークラッシュ
第3章 難儀きわまるインフレがやってきた!
第4章 日本経済の今後を考える
第5章 中国で全開する習近平ワールド
第6章 ウクライナ、アフガニスタンなどの地政学リスクの変化
第7章 世界標準に比して無防備に近い日本のサイバーセキュリティ
第8章 暗号通貨の正体

出版社・メーカーコメント

コロナ禍で空前の金融緩和が行われて3年。インフレ懸念、利上げの必要性を叫ばれてきたが、いよいよ2022年は、FRB(米国の連邦準備理事会)の方針大転換で、3月から利上げが始まり、世界経済のフェーズが変わる。 米国のインフレ率は、2022年1月で前年比8.6%に達し、食料や生活用品が値上げされているばかりか、賃金も上昇している。 しかし日本では、思うように賃金が上がらず、物価の上昇だけが先行する不況下のインフレ、すなわちスタグフレーションが懸念されている。 また米国が撤兵したアフガニスタンの混乱や、ウクライナへのロシア侵攻の懸念など、地政学リスクが増大することによって、原油や天然ガス、小麦などのコモディティ価格が上昇し、ますます世界のインフレに拍車をかける状況となった。 一方、世界経済の牽引車だった中国は、恒大集団の実質的な破綻など不動産バブルの崩壊がささやかれ、景気の後退が懸念されている。 こうした様々な世界経済のほころびが明らかになった2022年、上昇しすぎた世界の株式市場や不動産市場はどうなるのか?  今後の世界経済はどのように展開していくのか? すべてがバブルと思われるほど価格が上昇したいま(2022年春)、リーマンショック以上の世界経済の崩壊(!)が近づいていることを、著者は深く懸念している。 さらにサイバーセキュリチィーへの懸念や暗号通貨の広がりなど、グローバル化、デジタル化した世界経済ならではの、新しい問題についても警鐘を鳴らしている。 著者は、こんなときだからこそ、日本に世界の資金が集まるチャンスとも言う。 投資をする人も、そうでない人も、世界経済の大転換期に入った今、是非読んでおきたい一冊である。 ( 目 次 ) 第1章 エブリシング・バブルはFRB緩和バブル/ 第2章 キャリーバブルとキャリークラッシュ/ 第3章 難儀きわまるインフレがやってきた/ 第4章 日本経済の今後を考える/ 第5章 中国で全開する習近平ワールド/ 第6章 ウクライナ、アフガニスタンなどの地政学リスクの変化/ 第7章 世界標準に比して無防備に近いサイバーセキュリティー/ 第8章 暗号通貨の正体

著者紹介

ユルマズ,エミン (ユルマズ,エミン)   Yurumazu,Emin
トルコ・イスタンブール出身。16歳で国際生物学オリンピックの世界チャンピオンに。1997年に日本に留学。一年後に東京大学理科一類に合格、2004年に東京大学工学部を卒業。2006年に同大学新領域創成科学研究科修士課程を修了し、生命工学修士を取得。2006年野村證券に入社。投資銀行部門、機関投資家営業部門に携わった後、2016年に複眼経済塾の取締役・塾頭に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)