冬と瓦礫
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2024年12月 |
ISBNコード |
978-4-08-775469-8
(4-08-775469-3) |
税込価格 | 1,870円 |
頁数・縦 | 174P 20cm |
商品内容
要旨 |
ここにいたい。30年前の冬、阪神・淡路大震災が発生。上京して働く青年は、早朝の知らせに愕然とする。家族や友人が住む神戸で、自分にできることはあるのか。山本周五郎賞作家が自らの体験をもとに描く、初の現代長篇。 |
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出版社・メーカーコメント
1995年1月17日未明、阪神・淡路大震災が発生した。神戸市内の高校から都内の大学に進学し、東京で働いていた青年は、早朝の電話に愕然とする。かけてきたのは高校時代の友人で、故郷が巨大地震に見舞われたという。慌ててテレビをつけると、画面には信じられない光景が映し出されていた。被災地となった地元には、高齢の祖父母を含む家族や友人が住んでいる。彼は、故郷・神戸に向かうことを決意した。鉄道は途中までしか通じておらず、最後は水や食料を背負って十数キロを歩くことになる。山本周五郎賞を受賞した作家が自らの体験をもとに、震災から30年を経て発表する初の現代小説。【著者略歴】砂原浩太朗(すなはら・こうたろう)1969年生まれ。兵庫県神戸市出身。早稲田大学第一文学部卒業。2016年「いのちがけ」で第2回「決戦!小説大賞」を受賞。21年『高瀬庄左衛門御留書』で第9回野村胡堂文学賞、第15回舟橋聖一文学賞、第11回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞。22年『黛家の兄弟』で第35回山本周五郎賞を受賞。他の著書に『いのちがけ 加賀百万石の礎』『藩邸差配役日日控』『夜露がたり』『浅草寺子屋よろず暦』など。