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子どもの自殺はなぜ増え続けているのか

集英社新書 1264

出版社名 集英社
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-08-721364-5
4-08-721364-1
税込価格 1,100円
頁数・縦 238P 18cm

商品内容

要旨

二〇二二年以降、小中高生の自殺者数が三年連続で年間五〇〇人を超え、二〇二四年は過去最多となった。大人の自殺者数が減少傾向にあるなか、なぜ子どもの自殺だけが増え続けているのか。虐待、市販薬の過剰摂取(オーバードーズ)、いじめ、「指導死」。長年にわたり、生きづらさを抱える子ども・若者たちのリアルな声に耳を傾けてきたフリーライターが、その背景を詳細にレポート。こども家庭庁の設立など日本がとってきた政策史もたどり、対策の課題を考察する。いま知るべき現実が詰まった必読の一冊。

目次

序章 子どもの自殺者数はなぜ過去最多を記録したのか
第1章 こども家庭庁と自殺対策室
第2章 虐待と自殺
第3章 市販薬依存と自殺
第4章 社会問題化したいじめ自殺
第5章 不適切な指導による自殺
第6章 子どもの自殺政策史
終章 子どもの自殺を止めるために何ができるのか

著者紹介

渋井 哲也 (シブイ テツヤ)  
1969年、栃木県生まれ。フリーライター、ノンフィクション作家。東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。教育学修士。日本自殺予防学会メディア表現支援委員会委員。若者の生きづらさなどをテーマに取材・執筆を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)