• 本

八月の母

角川文庫 は50−3

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-04-115643-8
4-04-115643-2
税込価格 1,078円
頁数・縦 492P 15cm

商品内容

要旨

八月は、血の匂いがする―。愛媛県伊予市に生まれた越智エリカは、この街から出ていきたいと強く願っていた。男は信用できない。友人や教師でさえも、エリカを前に我を失った。スナックを営む母に囚われ、蟻地獄の中でもがくエリカは、予期せず娘を授かるが…。あの夏、あの団地の一室で何が起きたのか。嫉妬と執着、まやかしの「母性」が生み出した忌まわしい事件。その果てに煌めく一筋の光を描いた「母娘」の物語。

出版社・メーカーコメント

愛媛県伊予市に暮らす越智エリカは、この街から出ていきたいと願っていた。人生が好転する兆しを見せるたび、母・美智子が目の前に立ち塞がる。やがて娘を得たエリカは、おぞましい事件を招く。

著者紹介

早見 和真 (ハヤミ カズマサ)  
1977年神奈川県生まれ。2008年『ひゃくはち』で作家デビュー。同作は映画化、コミック化されベストセラーとなる。15年『イノセント・デイズ』で第68回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を、20年『ザ・ロイヤルファミリー』で第33回山本周五郎賞と2019年度JRA賞馬事文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)