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感染症とのもう一つの闘い WHOがリンパ系フィラリア症に挑む

出版社名 日本評論社
出版年月 2025年10月
ISBNコード 978-4-535-98549-0
4-535-98549-9
税込価格 2,970円
頁数・縦 200P 21cm

出版社・メーカーコメント

感染症というと、2020年、世界中に蔓延した新型コロナウイルス感染症(COVID−19)を思い浮かべる人も多いと思うが、この地球上にはウイルス・細菌・寄生虫由来のさまざまな感染症があり、現在も多くの罹患者が苦しんでいる。なかでも、「顧みられない熱帯病(NTD)」と名付けられた21の感染症(2025年現在)に対し、世界保健機関(WHO)は制圧に向けてさまざまなプログラムを実施している。本書は、かつて日本でも蔓延し、防圧に成功した、NTDの一つでもある「リンパ系フィラリア症」の制圧に向けたプログラム「世界リンパ系フィラリア症制圧計画(GPELF)」を通して、WHOがグローバルレベルで感染症をどのように抑え込もうとしているのか、その指針を紹介したものである。GPELFの段階的なプログラムを国・地域レベルに落とし込み、確実に実施するにはどうすればよいのか、製薬会社や世界的な企業への支援の働きかけについてなど、仔細にわたる活動内容についても紹介する。制圧間近のプログラムの方法論を学ぶことで、新たな地球規模の感染症対策にも活かすことができる一冊。