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姫様と紀貫之のおしゃべりしながら土佐日記

出版社名 洋泉社
出版年月 1999年12月
ISBNコード 978-4-89691-439-9
4-89691-439-2
税込価格 1,540円
頁数・縦 270P 20cm

商品内容

要旨

大伴茫人ことあの『現代文講義』の田村秀行が、随所に仕掛けを施し、やまだ紫の絵を得て、古典に橋を架ける。まったく新しい『土佐日記』!おじさま、どうして歌なんか習わなければならないの?姫、それはですな、女は歌で男と心を通わせるのです。是非とも立派に身につけねばならぬ技術なのでございますぞ。

目次

姫様、わたくしが前土佐守紀貫之でござります―十二月二十一日〜十二月二十八日国府を出発、海へ
「歌」こそが「文芸」の集約点ですからな―十二月二十九日〜一月八日大湊に停滞の日々
「美」のためなら何をしてもいいって感じね―一月九日〜一月二十日室戸岬の手前まで
そりゃ、わしのほんとの「神」は「歌」ですからな―一月二十一日〜一月三十日和泉国を目指して
一首の「歌」を得るのに手を尽くします―二月一日〜二月五日和泉の海岸を北上
どうですか、すごい「構想力」と「構成力」でしょう―二月六日〜二月十六日淀川を上って京へ